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・いくらかかるのか?

 日程調整が終わり、時間が取れるとなったら次に心配することはお金の問題です。WWDCに参加するのには一体どれだけ必要なのでしょうか?必要なのはWWDCそのものへの登録費用、会場のある都市までの移動、宿泊費、食事代、お土産代などでしょうか。これらについて個別に見ていくことにしましょう。

 登録費用(WWDC e-Ticket代)。この金額は例年おおきな変動はないようです。'10年は、148,800円です。以前は、一年毎のディベロッパプログラムの更新のタイミングで、WWDC e-Ticketを割引価格で組み込まれたタイプのものが用意されていたので、こちらを利用してる人もいたと思いますが、今回はないようです。ただし、WWDC参加には、無料のApple Developerの登録か、iPhone/Mac Developer Programへの参加が必要ですので、お忘れなく。

 これら登録料金はApple Storeで購入できるので、クレジットカード以外にも銀行振込など多様な購入手段が使え、企業に所属している人にはありがたいですね。従来よりも参加しやすくなっているのではありませんか?

 航空券&ホテルについて、'09年までは近畿日本ツーリストがツアーを販売していました。'10年もツアーが用意されるのかは、今のタイミング(2010年5月1日)では分かっていないのですが、もし今年も用意されるのでしたら、サンフランシスコが初めての方などは安心して参加できるのでおすすめです。ツアー参加者も同じ開発者仲間なので一人で初参加の方などはここで仲間を見つけておくと現地でなにかと助かるかもしれません。

 '09年の場合、航空会社はノースウエストまたは日本航空。ホテルはピックウィックかニッコーホテル。ニッコーは、会場から徒歩10分程度で、ユニオンスクエアにも近くでも大通りからは奥まっているので騒々しくないとてもよいホテルだと思います。日本語の話せるスタッフも大勢いますので海外旅行になれていない場合には選ぶとよいと思います。ピックウィックは少しランクは落ちますが、会場に非常に近いためセッションの合間にちょっと休憩に戻るなど手軽にできるので大変便利なホテルです。

 価格は、2人1部屋で6泊8日、228,000円(日本航空、ニッコーホテル)または177,000円(ノースウエスト、ピックウィック)でした。ツインルームの利用でかなり割安ですので、誰々さんと相部屋希望というかたちで受け付けてくれますので、よく知った人と参加する場合はそのようにしたほうが安心できます。希望がなければ一人で参加している見ず知らずのひとと相部屋になります。気が合えば、その人と深く知り合うチャンスですが、相手によってはつらい一週間になるかもしれません。なるべく事前に知り合いを確保したいものです。シングルユースになると別途追加料金が必要です。WWDC参加のためのe-Ticketは別途アップルより購入する必要があります。ツアーだけ予約したけどチケットがSOLD OUTになったという失敗がないよう早めにおさえておきましょう。

 ※燃油サーチャージが別途必要です

 自己手配の場合は航空会社/ホテルの選択や購入方法によって費用の幅があります。ここでは、私の例を述べるにとどめますので、それを参考にしてよりグレードの高い場合の費用や、グレードを下げるとかもっと割安な購入方法を工夫するなどする場合の費用の目安にしてください。5〜6月頃の場合(GWにかからなければ)閑散期ということもあり、JAL/ANAの日系エアラインのエコノミー事前割引料金(正規格安チケット)で10万円前後になります(ANAのエコ割14WEBで135,000円。JALのダイナミックセイバー7で120,000円)。デルタ航空等の日系以外のエアラインも悪くはないと思います。NWAやUA/TWAなどのエアラインをHISなどの代理店を使って予約するとさらに何割か安く買えます。韓国経由などでさらにもっと安くすませる人もいますが、オーバーブッキングなどで便の変更が必要になり帰国が何日も遅れるというトラブルもあるみたいなので、リスク覚悟でどうぞ。また、チケット検索サイトから探すという方法もあります。'06年はお盆時期になってしまったため、JAL/ANAでは19万円前後とかなりの出費増となってしまいました。

 自己手配のホテルでは、会場に近いという条件で探すとMariott、Argent、Wなどの高級ホテルになってしまうので、少し離れたスタンダードホテルや割安ホテルを探すことになります(すぐそばにもMossarという古いホテルがありますが小さいので、すぐ満室になっているようです)。過去の日本人参加者の話を聞くとツアーで利用していたという事もあり、PickwickやPowell HOTEL、Parc 55など安価で手頃な位置のホテルを利用する人が結構いました。徒歩10分程度の位置にスタンダードホテルでNikko HotelやHilton Hotelがありますので、値段を安く抑えるホテルを探すか、割高になっても上級のサービスの会場に近いホテルにするかの価格の基準にしてはどうでしょうか?例えば、'10年Nikko Hotelはインターネットの旅行業者で$120/泊というのがありました。これが格安遠方で$70程度、割安ビジネスホテルで$120。高級ホテルだと$200程度が目安になると思います。このあたりのホテルは1部屋あたりの料金なので2人以上になってもエキストラベットなどが必要なければ値段は同じです。前節で述べた家族でくる場合には自己手配の方が安くなるケースもでるかもしれません。ホテルによってはサービス料金/電気代(数年前のカリフォルニア大停電以後、ホテル料金に追加されるようになりました)/消費税などを含まない料金を表示している場合があるので、予約時には注意しましょう。もっと安くということでしたら、色々な形態の宿発施設がありますので、それを利用するという方法もあります。ただし、治安の面で不安があると思いますので、可能なら過去利用された方の意見を聞くとか、今回WWDCに参加した際に、宿泊施設の状況をのぞいてみて確認し、次回WWDC参加時に参考にするのがお勧めです。

 6泊8日か、7泊9日かで違いも出ます。前者の場合、日曜日夕方日本を出発し日付変更線を超えて日曜日の朝にサンフランシスコに到着します。旅慣れた人や体力(と対応力)のある若者の場合、これでも十分でしょうが、時差ぼけ対応なども考えると日曜日一日休みがとれる土曜日出発をお勧めします(セッション中は室内を暗くしますので時差ぼけなどがあるとついうとうとしてしまいがちです)。休暇や費用の制限がある場合には無理ですが。帰国はいずれも土曜日午前中発で日付変更線を超えて翌日曜日午後日本着になります。自己手配で飛行機代を少しでも安くしたい場合は、金曜日出発で日曜日米国出発(月曜日帰国)というのも考えられますが、仕事の事を考えますと、ちょっと、難しいですね。

 地方からの参加。東京・大阪周辺以外からの参加の場合、成田空港・関西空港までの移動費用も考えておかないといけません。ツアーの場合には同時に手配をしてくれます。また、サンフランシスコから成田は夕方の到着になりますので、地方によっては当日の移動がむずかしく帰国時にさらに余分に一泊考えておく必要があります。乗り継ぎなどよく調べてください。

 食事代ですが、WWDC期間中に朝食と昼食が会場で提供されます。味と量について不満がなければ食事代は休日と夕食分だけ考えればよいので費用を抑えたい場合には助かります。またスペシャルイベントのある場合、ピザなどの軽食が提供される場合があります。平日の3日程度はイベントの食事でカバーできるのではないかと思います。平日に夕食2食+休日が最低限必要な食事でしょうか?朝昼はファーストフードで夜だけ30ドル位ですませると食事代は100ドル以内でなんとか収まります。

 上記を合計すると、必要費用は36万円強でしょうか?

 ('09年近ツリツアー177,000円、WWDC e-Ticket148,800円、食事代100ドル×100円/ドル、燃料サーチャージ等21,000円)

 日程調整に協力してくれた同僚や家族のためのお土産費用も是非忘れないようにしましょう。翌年また参加するのであればそのお土産が有効に働くかもしれませんからね。

 なお、昨年からアメリカ入国のためにESTAという事前登録が必要になっています。これがないと入国できませんので必ず事前に登録してください。航空券を購入するときにも注意を促されるかもしれませんが、後回しにして出発日にまで伸びてしまうと到着時に間に合わないなんてことも考えられます。5分もあればオンラインで登録できますから今すぐやっておきましょう。

・コードを持っていこう

 必須ではありませんが、自分のプロジェクトで困っているところやうまく動かないところはちゃんとサンプルコードを作っていくといいでしょう。現地の技術者とのやりとりは英語でしかできないことがほとんどですから、うまく問題を説明できないと解決につながりません。ですが、ちゃんとしたサンプルコードがあってほらほらこれがこうなってしまうと示せば相手も技術者です。英語では無理でもC言語で対話が成立してくれるのではないでしょうか?

 現地で知り合った人に自分の製品をアピールしたい場合もあります。ノートパソコンは是非事前に用意したいものです。まだノートパソコンを持っていない人は是非購入して持っていきましょう。

 忘れてはいけないのは十分な空きパーティションです。'04年にはTigerの'06年のLeopardのDeveloper Preview DVDが配布されました。現地で入れですぐにどんなものか確認するためには十分な容量の空きパーティションが必要です。普段使っている環境に上書きインストールなんて猛者も時々見かけますが、自分の製品やメール環境が使えなくなると困ることもあります。空きパーティションに新規インストールできるようにしておいたほうが無難です。

 インストールの設定にもよると思いますが、Tigerではインストール時10GB程度必要でした。年々OSのサイズも大きくなっており(Snow Leopardでは例外的に、Leopardと比較してサイズは小さくなりましたが)、安全のため20GB以上のスペースはあけておいた方がいいと思います。

 そうそう、Developer PreviewのOSで自分の製品が動くかどうか試すためにも、自分のプログラムを持っていくことを忘れずに。

 

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